【注意喚起】 コンセント火災 トラッキング現象
2021年08月10日更新
今回は作業事例ではなく注意喚起です。
連日ニュースでも取り上げられている夜中の火災。
原因はコンセントからの発火との事でした。
このニュースで皆様に少しでも内容と対策を知って頂ければと思います。
皆様はトラッキング現象というものをご存知でしょうか?
トラッキング現象とは、コンセントに溜まったほこりに、湿気や水蒸気が触れて電気が流れ炎が発生する現象です。
使っていない家電や電源をつけていない家電もコンセントにささっていれば、この現象が起きる可能性が御座います。
非常に危険ですね。日常で常に使うような、電子レンジや炊飯器、冷蔵庫でさえ、その危険性があるという事です。もちろんそれらの家電のコンセントを寝る前に一か所ずつ抜くことなんて出来ないと思います。
具体的な対応策として、
・なるべく使用しないコンセントは抜く
・普段抜き差しのないコンセントはほこりがないか月に一度掃除・チェックする
・経年劣化しているコンセントは交換する(メーカー推進の交換目安10年)
10年ごとに交換するのはかなりの金額になってしまいますが、せめて、あまり抜き差しのしない箇所や掃除頻度の少ないコンセントは10~15年で交換することを強くお勧め致します。
少しでもそうした正しい知識と対応策を知って頂き、そのような事故が起こらないことを電気工事店として皆様にお伝えさせて頂きました。少しでもお役に立てたら幸いです。